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全部の歯をインプラントにする方法と費用|総入れ歯との違いやメリット・デメリットを紹介

全部の歯をインプラントにする方法と費用|総入れ歯との違いやメリット・デメリットを紹介

将来的に全部の歯を失ってしまうかもしれない……そんな不安を抱えている方や、すでに何本かインプラントにしているものの、このままでは歯を全部インプラントにすることになるのでは?と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、全部の歯をインプラントにする場合の具体的な方法や費用、さらにメリット・デメリットについて、わかりやすくまとめて紹介します。

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全部の歯を失ったときの治療法

全部の歯を失ったときの治療法

たとえ全部の歯を失ってしまっても、適切な治療を選ぶことで、噛む力や見た目の回復が期待できます。

ここでは、代表的な治療法である総入れ歯とインプラントについて、それぞれの特徴をわかりやすく紹介します。

総入れ歯

総入れ歯は、全部の歯を失った場合に行う治療法の一つです。これは、上顎または下顎、あるいは両方に人工の歯を装着する方法です。

まず、歯ぐきや顎の形に合わせて細かく型を取り、その後、レジンなどの素材を使って義歯を製作します。

製作された義歯は歯ぐきに吸着させることで、食べ物を噛む、はっきり話すといった機能を補う役割を果たします。

また、義歯を装着するには歯ぐきの粘膜が安定していることが重要です。必要に応じて、義歯の動きを抑える『入れ歯安定剤』を使用することもあります。

インプラント

インプラント治療は、たとえ全部の歯を失ってしまった場合でも、インプラント体(人工歯根)を顎の骨に埋め込むことで、噛む力の回復を目指せる先進的な治療法です。

インプラント治療の中でも、特に注目されているのが『All on 4(6)』という方法です。この方法では、数本のインプラントを支えにして、動かないタイプの義歯(入れ歯)を装着でき、見た目も自然で違和感が少ないという特徴があります。

インプラント治療を行うには、顎の骨や全身の健康状態をしっかりと調べる精密な診断が欠かせません。

また、従来の総入れ歯と比べると安定感があり、長期間にわたり快適な生活が期待できる治療法です。

全部の歯をインプラントにする目的とメリット

全部の歯をインプラントにする目的とメリット

全部の歯を失った場合に、インプラントを用いて口全体の機能を補う治療には、さまざまなメリットがあります。

主なメリットは以下の通りです。

咀嚼機能の改善

全部の歯をインプラントにすることで、自分の歯に近い、しっかりとした噛む力の回復を目指せます。

十分に噛めるようになると、食事をより楽しめるだけでなく、胃や腸など消化器官への負担も軽減され、栄養の吸収も良くなるでしょう。

また、総入れ歯と比べてインプラントは動かずに安定しているため、硬い食べ物や噛みごたえのあるものも安心して食べられます。

その結果、食生活の質の向上が期待できます。

審美性を高める

インプラントは、天然の歯に近い素材や形を再現でき、理想的な歯の色や形、歯並びを目指せます。

そのため、より自然な笑顔を取り戻す効果が期待できます。また、入れ歯のように金属のバネが見える心配もありません。

周囲に不自然さを感じさせることなく、美しい印象と自信にあふれた表情を保てる可能性があり、年齢を感じさせない若々しい印象へとつながります。

身体への負担が少ない

全部の歯を失った場合でも、All on 4(6)のように少ない本数のインプラントで対応できる治療法を選ぶことで、治療期間が短く済む場合があります。

この方法では必要なインプラントの本数が少なくて済むため、手術の回数が減り、結果として身体への負担も軽減することが可能です。

また、取り外す手間がなく、日常生活への支障が少ないという点もメリットです。そのため、高齢の方や持病のある方にとっても、選びやすい治療法といえます。

健康の維持に役立つ

歯を失うと、顎の骨は徐々にやせ細ってしまいます。しかし、インプラントは骨に直接力が伝わるため、骨の減少を防ぐのに効果が期待できます。

また、しっかりと噛むことで脳への血流が増え、認知症の予防や全身の健康維持にも良い影響をもたらすでしょう。

さらに、きちんと噛めることは食事の栄養バランスの改善につながり、免疫力の向上も目指せます。

インプラントは口腔内の環境だけでなく、全身の健康を守るうえでも大きなメリットがある治療法です。

全部の歯をインプラントにする治療の種類

全部の歯をインプラントにする治療の種類

全部の歯を失った場合でも、インプラント治療にはいくつかの選択肢があります。

どの治療法が最適かは、患者さんの骨の状態や費用、見た目、お手入れのしやすさなど、さまざまな要素によって変わります。

代表的な3つの治療法の概要やメリット・デメリットは以下の通りです。

All on 4(6)

All on 4またはAll on 6は、多くの歯を失った方のために開発された画期的なインプラント治療法です。

この治療法では、最少4本のインプラントだけで人工歯をしっかり支えられます。

メリット デメリット
  • 一度の手術で固定式の歯を装着できる
  • しっかり噛めるため、食事を快適に楽しめる
  • 審美性に優れ、自然な見た目を目指せる
  • 保険が適用されないため、費用が高額になることがある
  • 外科的な手術が必要となる
  • 定期的なメンテナンスが欠かせない

All on 4(6)は、機能性と審美性が期待できる選択肢ですが、費用やメンテナンスにも注意が必要です。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーは、少ない本数のインプラントを土台にして、入れ歯を安定させる治療法です。

メリット デメリット
  • 入れ歯がズレにくく、しっかり噛める
  • 自分で着脱でき、手入れが簡単にできる
  • インプラントの本数が少ないため、身体への負担が少ない
  • 保険が適用されないため、費用が高額になることがある
  • 外科手術が必要となる
  • 入れ歯が破損したり、修理が必要となったりする場合がある

インプラントオーバーデンチャーは、自然な笑顔を保ちたい方や、快適に食事を楽しみたい方にとってもおすすめの選択肢となります。

インプラントブリッジ

インプラントブリッジは、複数の歯を失った場合に必要最小限の本数のインプラントを土台として用い、人工歯を橋渡しのようにつなげる治療法です。

メリット デメリット
  • インプラントの本数が少ないため、手術の負担が軽減される
  • 治療費を抑えられる
  • 天然歯を削る必要がなく、他の歯への影響も少ない
  • 保険が使えないため、費用が高額になることがある
  • 清掃が難しく、専用のケアが必要になる
  • 医師の技術力が求められる

インプラントブリッジは、長期的な口腔の健康を考えた場合、合理的でおすすめできる選択肢の一つです。

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全部の歯をインプラントにするデメリット

全部の歯をインプラントにするデメリット

全部の歯をインプラントにする治療は、注意すべき点もいくつか存在します。

ここでは、治療を検討する前に知っておきたい主なデメリットを解説します。

外科手術が必要

インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根を埋め込む外科手術が必要なため、入れ歯と比べて、身体への負担が大きくなるのが特徴です。

特に高齢の方や持病がある方は、治療を受けるかどうか、慎重な判断が求められます。

また、埋め込む本数が多くなるほど手術時間は長くなり、骨を増やす追加の処置が必要になるかもしれません。

さらに、手術後には感染や神経障害などのリスクもあり、歯科医師の技術が治療の成否を大きく左右します。

治療費が高額

インプラント治療は保険が適用されないため、費用は全額自己負担となります。

特に、全部の歯をインプラントにする場合は、複数本のインプラントを埋め込むことになるため、入れ歯と比べて費用が高くなる傾向があります。

そのため、経済的負担を少しでも軽減するには、医療費控除などの制度を活用することが重要です。

適応できないケースがある

インプラント治療には、顎の骨に人工歯根を埋め込む手術が必要です。

そのため、骨の量が不足している場合や、糖尿病や高血圧などの全身疾患がある場合は、治療を受けられないこともあります。

ただし、骨を増やす治療(骨造成)などによって対応できる場合もあるため、まずは医師の慎重な判断が不可欠です。

全部の歯をインプラントにする場合の治療の流れと期間

全部の歯をインプラントにする場合の治療の流れと期間

ここでは、一般的なインプラント治療の流れや、治療が完了するまでのおおよその期間についてわかりやすく解説します。

事前準備

まず、口腔内の状態を詳しく把握するために、CT撮影や咬合分析などの精密検査を行います。

これにより、顎の骨の量や神経の位置、噛み合わせを正確に把握することが可能です。

検査結果をもとに、インプラントの本数や埋入部位、治療スケジュールなどを含めた治療計画を立てます。

準備期間はおよそ1〜2週間です。また、全身疾患や服薬状況も十分に配慮し、安全性を最優先に考え、最適なプランを策定することが治療成功のポイントとなります。

手術・埋入

All on 4(6)やインプラントオーバーデンチャーの治療では、局所麻酔を用いてインプラントを顎の骨に埋め込みます。

場合によっては、当日に仮歯を装着することもあります。手術自体はおよそ2~3時間かかり、腫れや痛みも通常は数日で治まるでしょう。

術後は抗生剤や鎮痛薬を使用しながらケアを行います。手術後、インプラントと骨がしっかり結合するまでの期間は、約3~6ヶ月程度です。

インプラントオーバーデンチャーの場合は、最終的に取り外し可能な義歯(入れ歯)をインプラントに固定します。

上部構造装着とメンテナンス

骨とインプラントの結合が確認された後、仮歯から最終的な補綴物へ交換します。

All on 4(6)の場合は、固定式の歯になりますが、インプラントオーバーデンチャーは、取り外し可能な義歯です。

その後、噛み合わせや見た目を丁寧に調整し、自然な噛み心地と美しい仕上がりを目指します。

また、上部構造装着後は3〜6ヶ月ごとに定期的なメンテナンスを受け、噛み合わせや口腔内の清掃状態を確認します。

さらに、インプラント周囲炎の予防のためにも、自宅での丁寧なケアが非常に重要です。

全部の歯をインプラントにする費用の目安

全部の歯をインプラントにする費用の目安

全部の歯をインプラントで治療する場合、選択する治療方法や使用する素材によって、費用は大きく異なります。

ここでは、主な治療法ごとのおおよその費用の目安や、費用負担を少しでも軽くするための工夫について紹介します。

All on 4(6)

All on 4(6)は、保険は適用されないため自由診療となり、費用はクリニックによって大きく異なります。

一般的に、片顎あたり200万円〜400万円程度が目安です。また、上下両方の顎を治療する場合は、費用が約2倍になります。

さらに、人工歯の素材や使用する設備、医師の技術によっても費用に差が生じます。そのため、治療内容を十分に理解したうえで、信頼できるクリニックを選ぶと安心です。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーも保険が適用されない自由診療であり、費用はすべて自己負担となります。

特に総入れ歯タイプの場合、治療費の目安はおおよそ90万~150万円程度です。ただし、インプラントの本数や口の状態によって、費用に大きな差が生じる場合があります。

そのため、治療法の選択については、歯科医師と十分に相談することをおすすめします。

見た目や使い心地を重視する方にとっては魅力的な選択肢ですが、費用面を十分に理解し、あらかじめ準備しておくことが大切です。

費用負担を抑える方法

インプラント治療は費用が高額になることが多いものの、条件によっては保険が適用されるケースもあります。

さらに、医療費控除、デンタルローンやポイント還元が受けられる支払い方法を選択することで、自己負担額を抑えることも可能です。

ただし、極端に安価な治療には注意する必要があります。

治療費のみにとらわれず、医師の技術や設備、保証内容なども十分に比較検討し、信頼できるクリニックを選ぶことが重要です。

全部の歯をインプラントにするのが向いている人

全部の歯をインプラントにするのが向いている人

全部の歯をインプラントにする治療が特に適しているのは、主に以下のような方です。

  • 総入れ歯が合わず、話すことや食事に支障を感じている
  • 噛む力を回復し、自然な笑顔を取り戻したいと考えている
  • 栄養の吸収や姿勢など、全身の健康を重視している

インプラントは、しっかり噛める機能性と自然な美しさが期待できる治療法です。

まとめ

全部の歯をインプラントにする治療は、噛む力や見た目の美しさだけでなく、健康維持にも大きな効果が期待できます。

しかし、この治療には費用が高額になることや、手術による身体への負担などのデメリットも伴います。

そのため、治療法の選択は慎重に検討するようにしましょう。

宮本歯科では、患者さん一人ひとりの状態を丁寧に診断し、最適な治療方法を提案しています。ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽に宮本歯科へご相談ください。

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